空き巣被害のデータ

なぜ愛知県は空き巣被害が多いのか??

 3月2~4日に、愛知県内最大規模の住宅総合イベント、ハウジング&リフォームあいち2012 が吹上ホールで行われました。その中で愛知県警察さんの防犯をテーマにしたブースを見学しました。そこで警察の方に、なぜ愛知県が日本で一番空き巣被害が多いのか聞いてみました。それによると、理由を大きく三つに分けることができるそうです。一つ目は、交通の便がよいため、各地を転々としながら空き巣を行うことができる。二つ目は、共働きが多いため、空き巣を行うのが容易。三つ目は、東京や大阪に比べると適度な人口密度であり、富裕層も多い。以上の三つが大きな原因ではないかとのことでした。もちろん、この他の要因も関係していると考えられますが、地域特有の問題であることは確かなので、とにかく県民の防犯意識を高めることが大切だということでした。


平成23年度空き巣被害(警視庁調べ)

 下にあるグラフは、平成23年度の空き巣の侵入手段をまとめたものです。(クリックで拡大できます) 意外に多いのが、この無締りです。(ちなみに、無締りとは施錠がない状態をいいます) これは意識の問題なので、近くに外出する時も施錠をする習慣をつけましょう。次に注目すべきは、ガラス破りです。これが空き巣被害で最もよく見られる侵入方法です。基本的な対策としては、防犯ガラスが一番容易で効果が高いでしょう。最後に注目すべきは、ピッキングなどの施錠開けでしょう。中・高層住宅では、ガラス破りよりも施錠開けの割合が多くなります。対策としては、鍵を交換することが第一です。まとめますと、一戸建ての方は、まずガラスを・・・マンションなどの方は、鍵を交換したほうがいいでしょう。もちろん、ガラスと鍵を両方交換するのが最も効果が高いと考えられます。